
「青信号」って緑色なのに、どうして「青」って呼ぶんだろう?と思ったことはありませんか?
それから、「青りんご」や「青汁」も、実際には緑色ですよね。
実はこれ、昔の日本人が緑色のものを「青」と呼んでいた習慣の名残なんですね。
この記事では、昔の人がなぜ緑を青と呼んでいたのか、そしてそれが現代にどう影響しているのかを、わかりやすくお伝えしていきますね。
きっと、日常で見かける「青」の謎が解けて、日本語の奥深さを感じていただけると思いますよ。
昔の日本では「青」が緑色も含む広い色を表していた
結論からお伝えすると、昔の日本では「青」という言葉が、現代の青色(blue)だけでなく緑色(green)も含む広い範囲の色を指していたんですね。
これは奈良時代や平安時代から続く習慣で、「緑」という独立した色の言葉が定着したのは、平安時代末期から鎌倉時代の1100年から1200年頃とされています。
つまり、それまでは緑色のものも「青」と呼ぶのが一般的だったんですね。
だからこそ、現代でも「青信号」や「青りんご」のように、明らかに緑色なのに「青」と呼ぶ表現が残っているわけなんです。
なぜ昔の人は緑を青と呼んでいたのか
古代日本語には色を表す基本語が4つしかなかった
これって不思議に思えますよね。
でも実は、古代の日本では色を表す基本的な言葉が「赤」「白」「黒」「青」の4つしかなかったんですね。
この4つの色だけが形容詞として使えて、「赤い」「白い」「黒い」「青い」と言えたんです。
一方で「緑」という言葉は、もともと「草葉」そのものを意味する名詞だったため、「緑い」とは言えなかったんですね。
だから、緑色のものも「青い」という形容詞で表現するしかなかったというわけなんです。
「青」は「みずみずしい・若々しい」ものを表す概念だった
もう一つ興味深いのが、古代日本語の「青」という言葉が持っていた意味なんですね。
当時の「青」は、「みずみずしい」「若々しい」「生命力にあふれた」ものを指す広い概念だったんです。
だから、緑色だけでなく、紫や灰色のようなものまで「青」と呼ばれることがあったそうですよ。
つまり、色の見た目だけでなく、その持つイメージや感覚も含めた言葉だったんですね。
新鮮な野菜や若々しい葉っぱは、まさに「青々としている」という表現がぴったりだったわけです。
「緑」が独立した色名になったのは鎌倉時代以降
それでは、いつから「緑」が独立した色の名前として使われるようになったのでしょうか?
これは平安時代末期から鎌倉時代にかけて、1100年から1200年頃だとされています。
それまで名詞だった「緑」が、だんだんと色を表す言葉として定着していったんですね。
そして、室町時代になると、「青」と「緑」が明確に分離されるようになったとされています。
でも、それでも「青」と呼ぶ習慣は完全にはなくならず、現代まで続いているんですね。
現代に残る「緑を青と呼ぶ」具体例
青信号は実は緑色なのに「青」と呼ばれる
一番わかりやすい例が、交通信号の「青信号」ですよね。
実は、日本に信号機が設置されたのは1930年のことで、当時の法令では「緑色」と規定されていたんです。
でも、新聞の誤報や、昔から続く「緑を青と呼ぶ」習慣の影響で、人々は自然と「青信号」と呼ぶようになったんですね。
その後、この呼び方があまりにも定着してしまったため、法令でも「青信号」という表現が認められるようになったそうですよ。
私たちが毎日見ている信号機に、こんな歴史があったなんて面白いですよね。
植物や野菜を「青」と呼ぶ表現
日常生活の中には、緑色の植物や野菜を「青」と呼ぶ例がたくさん残っていますよね。
- 青菜:ほうれん草や小松菜などの緑色の葉物野菜
- 青汁:緑色の野菜ジュース
- 青葉:新緑の葉っぱ
- 青虫:緑色の芋虫
- 青のり:緑色の海苔
これらはすべて、明らかに緑色なのに「青」という文字が使われていますよね。
万葉集の時代から、「松の葉は青く」といった表現が使われていたことからも、緑の植物を「青」と呼ぶのは日本の伝統的な表現なんですね。
果物の「青りんご」も緑色
果物売り場で見かける「青りんご」も、実際には緑色をしていますよね。
これも、昔から続く「緑を青と呼ぶ」習慣の名残なんです。
赤く熟れていない、まだ若々しくみずみずしいりんごを「青りんご」と呼んでいるわけですね。
ここでも、「青」という言葉が持つ「若々しい」「みずみずしい」というイメージが活きているんですね。
英語では"green apple"と言いますから、外国の方にとっては不思議に感じるかもしれませんね。
「青二才」という言葉にも名残が
「青二才」という言葉を聞いたことがありますよね。
これは、若くて未熟な人を指す言葉なんですが、ここでも「青」は「若い」「未熟」という意味で使われているんですね。
つまり、古代から続く「青=みずみずしい・若々しい」というイメージが、現代の慣用句にも残っているわけなんです。
こういった表現を知ると、日本語の奥深さを感じますよね。
英語圏との違いから見る日本語の特徴
英語では、blueとgreenははっきりと区別されていますよね。
でも、日本語の「青」は、生命力や若さを象徴する広い概念として使われてきたんですね。
これは、日本人が色を認識する際に、視覚的な色味だけでなく、その対象が持つイメージや感覚も大切にしてきたことを示しているかもしれませんね。
現代では「緑」という言葉が完全に定着していますが、伝統的な表現として「青」を使い続けることで、日本の文化や歴史が受け継がれているんですね。
2026年現在も、YouTubeやブログでこのトピックが人気なのは、多くの人が日本語の面白さや独自性に興味を持っているからかもしれませんね。
まとめ:昔の人が緑を青と呼んだのは日本語の歴史と文化
ここまで、昔の人がなぜ緑を青と呼んでいたのかを見てきましたね。
もう一度まとめると、次のようになりますよ。
- 古代日本語には「赤」「白」「黒」「青」の4つの基本色しかなく、緑は「青」に含まれていた
- 「青」は「みずみずしい」「若々しい」という広い概念を表す言葉だった
- 「緑」が独立した色名として定着したのは平安末期から鎌倉時代(1100~1200年頃)
- 現代でも「青信号」「青りんご」「青菜」など、緑を「青」と呼ぶ表現が残っている
- これらは日本語の歴史と文化を今に伝える大切な表現
きっと、信号を渡るときや野菜を買うときに、この記事のことを思い出していただけるんじゃないでしょうか。
「青」という一つの言葉に、こんなにも深い歴史と意味が込められているなんて、日本語って本当に面白いですよね。
日本語の奥深さを楽しんでみませんか
この記事を読んで、日本語の色表現に興味を持っていただけたなら嬉しいです。
普段何気なく使っている言葉にも、実は長い歴史や文化的な背景があるんですね。
もしかしたら、あなたの周りにも「なぜこう呼ぶんだろう?」と気になる表現があるかもしれませんね。
そういった疑問を一つひとつ調べていくことで、日本語の魅力がもっと見えてくると思いますよ。
ぜひ、家族や友人にも「緑を青と呼ぶ理由」を話題にして、日本語の面白さを一緒に楽しんでみてくださいね。
きっと、会話が盛り上がると思いますよ。